キャット・ウーマン 強くてセクシー…誰もが憧れるしなやかなアンチ・ヒーロー
キャットウーマンの本名・別名
- セリーナ・カイル
- ザ・キャット
ボンデージ・猫・コスチュームで男をいたぶる女怪盗!
セリーナが生まれたのはゴッサム・シティの中でも特に劣悪な環境にある孤児院です。
泥棒になったのは自分が生き延びるためだけでなく、友達のためでもありました。
マーシャルアーツの達人で、忍者のごとくしなやかに、忍び寄り、狙うは、悪人や富豪のみ。
人を殺さないのが信条の義賊です。
盗むのは、貴金属だけでなく、あなたのハートも盗っていく。ご用心!
画像出典:http://www.batman-on-film.com/comics_jett_batman1_review1.html
1940年代に発行された『バットマン』1号より、ザ・キャットという名前で緑のドレスで登場。
以来、数々のシーンに首を突っ込んでします。バットマンとは抜き差しならぬ関係です。
さてと、今日はどのコスチュームにしようかしら…
画像出典:http://www.comicvine.com/catwoman/4005-1698/forums/off-my-mind-catwomans-dark-knight-rises-costume-621736/
キャット・ウーマンといえば、黒のコスチュームが定番ですが、緑から紫、そして黒へとさまざまに変貌しています
そのコスチュームとともに過去や関わりもさまざまに設定されています。
ヒーローとヴィランの間を、さながら綱渡りでもするかのように、クールにしなやかに渡り歩く、
まさにキャット!
バットマンを助けたり、宝石泥棒に戻ったりの繰り返しで、バットマンとは常につかず離れず…
そして長きにわたり、お互いなくてはならない存在となっています。
We are who we are.
画像出典:http://arousinggrammar.com/2012/06/18/batman-and-catwoman-fight-crime-fall-in-love/
15年もつきあってきたのに、フ、振られた…バットマン愕然。疑い深さがアダなのだよバットマン君
バットマンはキャットウーマンの正体をすでに調べつくしていました。
そしてついに、セリーナの前でマスクを取り、自分の顔をさらすのです。
まさにハッピーエンド…となるところですが、セリーナが
そう安々と甘っちょろい幸せを享受するワケ、ありません。さすがキャット!
そして、ブルース・ウェインの元を去るのです。
“私たちは私たち以外の何者でもない。だからうまくいくの。”
「大富豪でプレイボーイのフリをするウェイン」と「仮面をかぶり正義のヒーローを演じるバットマン」。
彼のアイデンティテイはどこにあるのか。
このキャットウーマンとの関係が、皮肉なことに、スーパーヒーローとしてのバットマンをバットマンたらしめることになったのです。
実写映画でのキャットウーマン
三者三様、三人のキャットウーマン!
キャットウーマンは人気も高く、原作コミックでも重要な役を担うゆえ、実写映画にも何度か登場しています。
キャットウーマンを演じてきたミッシェル・ファイファー、ハル・ベリー、アン・ハサウェイの三種三様の「黒猫」ちゃんを見比べてみましょう。
手製のつぎはぎ皮製ボンテージ・コスチュームが似合いすぎ。
鞭さばきもあざやか、セクシーさナンバーワン! ミッシェル・ファイファー!
ティム・バートン監督作品『バットマン・リターンズ(1992)』では、ミッシェル・ファイファーがキャットウーマンを演じました。
キャットウーマンになる前のセリーナ・カイル
画像出典:http://bojingles.blog3.fc2.com/blog-entry-2223.html
ゴッサムの実業家、マックス・シュレックの秘書。
メガネにサエないファッション 常におどおどとして自信がないという人物。
マックスの悪事を知り、殺されそうになったセリーナは、猫の神秘的なパワーと感応しキャット・ウーマンとして復讐を誓います。
画像出典 左:http://www.imdb.com/media/rm2288883712/ch0000184
画像出典 中:http://www.blastr.com/2012/06/mrowr_michelle_pfeiffer_s.php
画像出典 右:http://rebloggy.com/post/cat-love-batman-sexy-vintage-comic-catwoman-catnip/85189766661
左は、1960年代のTVシリーズ1期目のミス・キャットを演じたジュリー・ニューマー
バットマンは役得!
画像出典:http://rebloggy.com/post/cat-love-batman-sexy-vintage-comic-catwoman-catnip/85189766661
見事、ラジー賞を受賞…ハル・ベリー!
バットマンのスピンオフ作品『キャットウーマン(2004)』は、コスメ会社の社長(シャロン・ストーン)
の悪事を暴こうとして殺されたセリーナが、エジプト猫神の魔力で蘇り復讐するストーリー。
画像出典:http://kaiten-kyugyo.blog.so-net.ne.jp/2012-06-26
オスカー女優のハル・ベリーは現代的でスタイリッシュなキャットウーマンを演じたのですが、映画自体が大コケ。
結果、最低映画に捧げられるゴールデン・ラズベリー賞を受賞…。
授賞式に出席し、ユーモアで会場を沸かせました。
ベリーはこの授賞式に出席し、「他人の助力なしにアカデミー賞(ラジー賞)は取れないわ」「最高(最低)のスタッフに囲まれたおかげよ」と泣きはらし、アカデミー賞を受賞した時のスピーチを全く同じく再現してみせた。
ベリーの懐の大きさに、観客は拍手喝采を送った。
画像出典:http://qmamovie.blog.shinobi.jp/Entry/150/
TVシリーズ2期目のミス・キャットは、黒人のアーサー・キット
超クールでキュートな女怪盗、アン・ハサウェイは玉の輿運!
クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト ライジング(2012)」ではコミック同様、
女怪盗として登場します。
根底に前者二人のようなジメっとしたおとなしさはなく、現代っ娘。
コミックに一番近いキャラクターだと思われます。
画像出典:http://alienbee.net/more-awesome-promo-posters-and-art-for-the-dark-knight-rises/
画像出典:http://screencrush.com/dark-knight-rises-images/
画像出典:http://www.scifiwright.com/2011/02/science-fiction-faith-and-catwoman/
左はTVシリーズ1期目のミス・キャット二人ともカッコイイ!
コミックではウェインとセリーナの結婚式も描かれており
映画ではそれを暗示するようなラストシーンで終わっています。
画像出典:http://batman.wikia.com/wiki/Catwoman
これはセリーナの白昼夢 ゲストがすごすぎ!
美しく、しなやかな泥棒猫キャット・ウーマン。バットマンをも虜にしながら、すんでの所で姿をくらませる…。
まるでルパン三世の峰不二子のような、色気と知性、強さ、妖しさを兼ね備えてたアンチ・ヒーローなのです。
次に読むのはコレ!
所属: DC Comics