クイックシルバー 史上最速のヒーローが音速の中で悟った「人生の教訓」とは?
画像出典:http://www.theamazingspidermangame.com/
クイックシルバーの本名
- ピエトロ・ジャンゴ・マキシモフ
ヒーロー最速!時空をも超える高速のミュータント
双子の姉スカーレット・ウィッチと共に、
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場したクイックシルバー。
『X-MEN:フューチャー&パスト』でも活躍を果たし、今、じわじわと熱いヒーローの一人です。
アベンジャーズとX-MENをまたにかける高速のミュータントに注目してみましょう!
能力・特技
- 超人的スピード
- タイムトラベル
クイックシルバーの能力は、ともかく速い、この一言につきます。
ミュータントとして生まれた彼は、その超人的な身体能力により
とんでもない速さで走ることが可能です。
具体的にどこまでのスピードがでるのかは判明していませんが、音速は軽く超えているそう。
一説には、マッハ5の速さで走ることも可能だというから驚きです。
彼の高速移動は、時空をも超えます。
肉体が限界に達するまで、最長で12日後の未来にタイムトラベルが可能です。
さらには、超高速で動き回り、空気を巻き上げることにより、
小型の竜巻を作り出したり、
超高速で両腕をはばたかせて、空を飛ぶことができたり。
画像出典:http://www.comicvine.com/marvel-adventures-avengers/4050-18100/
この超人的運動能力を支えるためか、
彼の代謝は通常の人間の4倍近く高いと言われています。
高速なのは運動だけにとどまらず、
常人よりもはるかに速いスピードで思考することも可能です。
このように、クイックシルバーの能力は使い方によって
かなりの応用が利くようです。
単に「超人的スピード」と表現してしまうと少し地味な印象を受けますが、
実はかなりのポテンシャルを秘めたヒーローなのです。
画像出典:http://community.comicbookresources.com/showthread.php?558-Quicksilver-Appreciation/page14
クイックシルバーの人生
姉を守るため…悪の組織に加入
クイックシルバーと双子の姉であるスカーレット・ウィッチは、
マーグニートーとその妻マグダの子どもとして生まれました。
二人を身ごもったマグダは夫から逃げるために、ワンダゴア山へと向かい、
そこで双子を出産します。
そのため、クイックシルバーとスカーレット・ウィッチは
長い間自分の父親が誰なのか知らずに生きてきました。
母親が死に、その後育ての親たちも次々に死んでしまうと、
スカーレット・ウィッチの確率操作能力に目をつけたマグニートーが
自分の子どもと知らずに双子を保護します。
双子のミュータントはマグニートーが結成した
ブラザーフッド・オブ・イヴィル・ミュータンツの一員、
つまりX-メンやアベンジャーズの敵として、コミックに初登場したのです。
画像出典:http://www.marvunapp.com/Appendix4/brotherhoodoemreplicas.htm
スカーレット・ウィッチを守るために悪のチームに留まりつづけたクイックシルバーですが、
マグニートーとその部下トードーが宇宙的存在のストレンジャーに拉致されたことをきっかけに
崩壊しかけていたチームを脱退。
アイアンマンに、アベンジャーズへの加入を勧められます。
アベンジャーズ第二世代
アイアンマンからの誘いを受けた双子は、
リーダーであるキャプテン・アメリカ、同じくヴィラン出身であるホークアイとともに
アベンジャーズ第二世代のメンバーとなります。
画像出典:http://slaymonstrobot.blogspot.jp/2012/05/grudge-match-caps-kooky-quartet-vs.html
元ヴィランばかりが集まったこの時期のアベンジャーズは、
「Cap’s Kooky Quartet(キャップの変人四人衆)」と呼ばれています。
見事ヴィランの汚名を返上し、アベンジャーズの一員となったクイックシルバーですが
「自分の方がリーダーにふさわしい」とキャプテン・アメリカにたてついてみたり、
大好きな姉スカーレット・ウィッチがホークアイと仲良くなってしまったり、
ともかくメンバーとそりが合いません。
「耐えろ、俺!この超高速能力さえあれば、
俺がキャプテン・アメリカに代わってリーダーになるのも時間の問題だ!」
画像出典:http://wondygirl.tumblr.com/post/63609149481
マグニートーとアベンジャーズとの戦いでスカーレット・ウィッチが負傷すると、
クイックシルバーは姉と共にアベンジャーズを去ってしまいます。
脱退、再加入、それからまた…
その後しばらく、二人がアベンジャーズ誌に登場することはありませんでした。
アベンジャーズを離れていた間は、
X−メン誌に登場して他のミュータントと小競り合いを起こしたり、
クイックシルバーに関しては単独でスパイダーマン誌に登場したりしています。
そして、やっぱり小競り合いしてみたり。
画像出典:http://www.comicvine.com/forums/battles-7/spiderman-vs-quicksilver-755150/
ですが、スカーレット・ウィッチが武人ワーコンに拉致されると、
アベンジャーズに助けを求め、ふたたび加入。
これで少しは落ち着くかと思えば、
今度はマキシマムスからの攻撃を受け、精神を操られてしまいます。
敵に回ったクイックシルバーは、アベンジャーズとの戦いの末なんとか回復したものの、
アベンジャーズを離れ、今度はX-ファクターに参加。
X-ファクター所属中に人間関係のゴタゴタに直面すると、X-ファクターをも辞めてしまいます。
なんとも落ち着きのない彼ですが、
最近はアベンジャーズアカデミーの教師として頑張っているようです。
ヴィランとヒーロー、数々のチームを行ったり来たりしてきた彼の人生の教訓はこちら。
「世界一高速で走れたとしても、人生を近道することはできないんだよ。」
画像出典:Avengers Academy (2010) #2
ちなみに、既婚者です
画像出典:http://www.comicvine.com/crystal/4005-2115/
アベンジャーズに所属していた際、負傷したクイックシルバーは
インヒューマンズのクリスタルに保護され、怪我の治療を受けます。
そのことがきっかけで二人は結婚、ルナという名前の娘を授かります。
残念なことに、
マグニートーが自分の父親であることを知ったクイックシルバーはその事実を受け入れられず、
家庭生活にも支障をきたしてしまいます。
最終的に、二人は破局。
クイックシルバーのX-ファクター離脱は、
元妻クリスタルがアベンジャーズのブラックナイトと恋愛関係にあることを知ってしまったことが
原因となっています。
画像出典:http://www.comicvine.com/crystal/4005-2115/
なんだか、ちょっと可哀想…。
実写映画について
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)
演じるのは、今注目の若手俳優エヴァン・ピーターズ。
マーク・ミラーのコミックが原作である『キック・アス』(2010年)の
トッド役でも知られています。
ウルヴァリンがタイムスリップした1973年の世界に暮らす少年で、
ともかく落ち着きがないのが特徴(?)です。
彼を演じたピーターズは、このように説明したそうです。
「とても速い、早口で喋り、速く動く。
他の全ては彼と比較して非常に遅く、彼は常にATMで前の人が終わるのを
待たされているようなものだ。」X-MEN: フューチャー&パスト – Wikipedia
ティーンエイジャーらしいマイペースな行動が目立つクイックシルバーですが、
ミュータントとして持ち合わせた超高速能力でウルヴァリンたちの窮地を救います。
ちなみに、スカーレット・ウィッチことワンダは幼い妹として登場しています。
画像出典:http://comicbook.com/blog/2014/01/30/scarlet-witch-teased-in-new-x-men-days-of-future-past-photo/
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)
画像出典:http://marvel.com/news/movies/24259/the_twins_take_over_the_age_of_ultron_in_new_posters
同じく『キック・アス』で主人公を演じたアーロン・テイラー=ジョンソンが
アベンジャーズ・シリーズの第二作目でクイックシルバーを演じています。
X-メンとのつながりは全くなく、
ヒドラの人体実験により能力を身につけた超人という設定です。
生い立ちもオリジナルとは異なっており、
ヒドラと手を結ぶまでは東欧のソコヴィアという小国で家族と暮らしていたようです。
性格は『X-MEN:フューチャー&パスト』のクイックシルバーと比べると
かなり短気なようですが、作中ではたった一人残された家族であるスカーレット・ウィッチを
大切にしている様子がうかがえます。
画像出典:http://comicbook.com/2014/10/28/are-avengers-age-of-ultrons-quicksilver-and-scarlet-witch-actual/
次に読むのはコレ!
所属: Marvel