スパイダーマン 「大いなる責任」を背負う、等身大のヒーロー
本名・別名
- ピーター・パーカー
- スパイディ
- 親愛なる隣人
等身大のヒーロー、スパイディ
スパイダーマンはMarvelヒーローの中でも最も有名なキャラクターの一人です。スパイダーマンとして活動するピーター・パーカーは、ニューヨークの高校に通うごく普通の科学オタクの少年。
両親はおらず、伯父のベンと叔母のメイの3人で静かに暮らしていました。
ピーター・パーカーはある日放射能を浴びた蜘蛛に噛まれてしまいます。すると超人的な身体能力と動体視力、壁に張り付いて登る能力、身に迫る危険を瞬時に察知する第六感「スパイダー・センス」を身につけました。
ピーターはその能力を活かし、小遣い稼ぎのために地下プロレス大会に出場し、見事優勝します。
しかし、約束通りの賞金を貰えなかったため、通りがかった強盗を腹いせに見逃します。
その後、自分が見逃した強盗がベン伯父さんを殺害した事を知ります。ショックを受けたピーターは、ベン伯父さんが遺した「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉を胸に、スパイダーマンとしてニューヨークの治安維持活動に努めていきます。
スーパーマンやマイティ・ソーのような、典型的なアメリカン・マッチョなヒーローでなく、割と細身のプロポーションで、スピーディーで小回りの効いたアクションが特徴です。また、シリアスな戦闘中でも相手をおちょくるような冗談を言う「ワイズ・クラック」という性格があります。このおしゃべりな性格は、戦闘時の恐怖心をごまかし、自身のテンションを高めるためと言われています。
スパイダーマンのコスチュームとマスクは、ピーターが自らデザイン、制作した事になっています。また、2004年公開のサム・ライミ版スパイダーマン2、2014年のマーク・ウェブ版アメイジング・スパイダーマン2では、ピーターがスパイダーマンのコスチュームを洗濯機にかけ、他の服に赤色と青色が色移りしてしまったシーンがあります。
実写映画について
これまでサム・ライミ監督と、マーク・ウェブ監督、二人の監督によって実写映画化がなされています。
サム・ライミ版
- 2002年・・・スパイダーマン
- 2004年・・・スパイダーマン2
- 2007年・・・スパイダーマン3
第一作は2000年に公開されたX-MENに続き世界中で大ヒットし、現代まで続くアメコミ映画ブームの先駆け的な存在となりました。
ピーター・パーカー役を演じたのは、トビー・マグワイア。「のび太くん」のような、冴えない青年のコミカルな一面と、スーパーパワーを手に入れてしまった等身大ヒーローの苦悩と成長を見事に演じ切りました。
画像出典元:http://ameblo.jp/shigeki12100410/entry-11471026957.html
マーク・ウェブ版
- 2012年・・・アメイジング・スパイダーマン
- 2014年・・・アメイジング・スパイダーマン2
2012年には、新たなキャスト・スタッフで再出発。「アメイジング」でピーター・パーカーを演じたのは、映画「ソーシャル・ネットワーク」で一躍有名となったアンドリュー・ガーフィールド。
画像出典元:http://www.ceritamu.com/cerita/the-amazing-spiderman-akan-jadi-trilogy
アンドリュー版のピーターはトビー版とはちょっと異なり、学校の廊下をスケートボードで走って先生に注意されたり、まだスパイダーマンとして覚醒する前から、いじめられている現場に自ら止めに入ったりと、ちょっとアクティブな性格。ほか、トビー版ピーターは明らかに女子(MJ)との会話にどぎまぎしていましたが、アンドリュー版は割とこなれた様子。冴えないオタク的な一面は省かれています。
再出発した「アメイジング-」ですが、本来は「アメイジングスパイダーマン3」「アメイジングスパイダーマン4」そして登場する悪役がチームを組んだスピンオフ「シニスター・シックス」の制作も決定していたものの、「アメイジング2」のアメリカでの興業失敗を受けて白紙に。
その代わり、アベンジャーズらが所属する「マーベル・シネマティック・ユニバース」の一員となり、再度新たなキャストで映像化される事になっています。
3度目の実写映画化、初登場となるのは2016年5月公開予定の「キャプテンアメリカ シビルウォー」になるというウワサ。その後、アベンジャーズの仲間入りをし、2018年公開予定の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」ではおなじみアイアンマンやキャプテンアメリカ、ソーやハルクらと共にスパイディが活躍する事になっています。
次に読むのはコレ!
所属: Marvel