クロスボーンズ キャプテン・アメリカを暗殺せしめた武闘派傭兵
画像出典:http://www.theamazingspidermangame.com/
クロスボーンズの本名・別名
- ブロック・ラムロウ
- ビンゴ
- ミスター・ボーンズ
- フラッグ
キャップを暗殺!?レッド・スカルの傭兵
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)で
突如S.H.I.E.L.Dのトップエージェントとして登場し、
キャプテンと共に華麗に任務を遂行したと思いきや、
いきなり…な展開で見ている人を驚かせたであろうブロック・ラムロウ。
彼の正体は、クロスボーンズと呼ばれるヴィランです。
クロスボーンズの能力・特技
- 戦闘能力がめちゃくちゃ高い
クロスボーンズは、一切特殊能力を持ちません。
一時期テリジェンミストと呼ばれる特殊な霧を吸い込むことによって
なにもないところから炎を生成・発射するパワーを手に入れましたが、
現在は消失しているものとされています。
テリジェンミストを発生させるテリジェンクリスタルは、
TVドラマ『エージェント・オブ・シールド』にも登場しています。
画像出典:http://marvelcinematicuniverse.wikia.com/wiki/Terrigen_Mist
この一時的なスーパーパワーを抜きにすると、
彼の特技はともかく戦闘に強いこと、ただそれだけになります。
ただし、肉体を極限まで鍛えることに固執した彼の強さは並大抵のものではありません。
視力以外の五感とレーダーセンスで敵の動きを把握することに長けたデアデビルでさえ、
彼の動きを予測することは非常に困難です。
というのも、彼は常人よりもはるかに高い代謝能力を備えており、
デアデビルの感覚さえ狂わせてしまうからです。
彼の戦闘能力は、近接戦でキャプテン・アメリカともほぼ互角に戦えるほど。
画像出典:http://www.oocities.org/marvel_terror/crossbones/crossbones.html
また、非常に素早い身のこなしをしており、銃で狙われても避けることができます。
生身の人間ではありながらも、
かなり人間離れした身体能力を持っているといっていいでしょう。
そんな彼の特技は、銃器から戦闘機の操縦にいたるまで、
あらゆる兵器の扱いに精通していること。
特にお気に入りの武器は、コルト社製のM1911とバレットM82だそうです。
ナイフの扱いも得意!
画像出典:http://www.comicvine.com/crossbones/4005-3225/
クロスボーンズのヴィラン人生
はじまりは、nyギャング
若かりしクロスボーンズは、
ニューヨークの小さなギャング集団のボスとして君臨していました。
そんな彼と出会い「自分も仲間に入れてほしい」と頼みこんだのは、
レイチェル・レイトンというブティック店員。
後に、ダイアモンドバックと名乗る傭兵へと成長する女性です。
でも、この頃はただのブティック店員さん…。
画像出典:http://random-happenstance.blogspot.jp/2011/11/80-page-thursdays-captain-america-400.html
クロスボーンズは彼女を利用するだけに空き足らず、彼女に暴力を働いてしまいます。
そのことを知ったレイチェルの二人の兄はクロスボーンズへの復讐を決意しますが、
一人はあっさり殺害され、もう一人も重傷を負わされます。
さすがに人を殺してしまっては、
今まで通りのうのうとギャングのボスをやっている場合ではありません。
ニューヨークから逃げ出したクロスボーンズは、
最強の傭兵タスクマスターが運営する犯罪者の養成所に入学し、
悪人としての道を究める決意を固めます。
キャプテン・アメリカの暗殺
養成所で様々な戦闘スキルを身につけて数年後。
世界でも指折りの殺人鬼となったクロスボーンズは、
スケルトン・クルーのリーダーとしてレッド・スカルの元で働くようになります。
画像出典:http://www.comicvine.com/sin/4005-28057/
レッド・スカルといえば、キャプテン・アメリカの宿敵!
そういうわけで、クロスボーンズ自身もキャプテン・アメリカのヴィランとして活躍を始めます。
コミックにはじめて登場したのもこの頃でCaptain America #359 (1989)にちょい役として顔を出すと、
その後は積極的にキャプテンの邪魔をするようになってきました。
画像出典:http://marvel.com/news/comics/21614/follow_the_history_of_captain_america_pt_23
そんなクロスボーンズの最大の功績は、キャプテン・アメリカの暗殺でしょう。
画像出典:http://screenrant.com/captain-america-3-civil-war-villain-crossbones-frank-grillo/
シビル・ウォーでアイアンマンに降伏したキャプテン・アメリカは、
裁判所から出て来たところをクロスボーンズによって狙撃されてしまうのです。
この事件によりS.H.I.E.L.Dによって捕えられたクロスボーンズは、
牢屋の中で雇い主であるレッド・スカルの助けをひたすら待ちます。
ですが、レッド・スカルはなかなか連絡をよこしません。
痺れを切らしたクロスボーンズは、牢屋を守るガードを殺害し、自力で脱獄。
ですが、すぐにまた捕らえられ、収監されてしまいます。
とうとう更正…できるわけがない!!
その後、クロスボーンズはサンダーボルツに加入します。
ルーク・ケイジがリーダーを務めるこのチームの構成員はほぼ全員ヴィランですが、
正義のためにミッションをこなすヒーローチームの一つです。
※問題は色々とあります。
これまで悪人街道まっしぐらだったクロスボーンズがとうとう更正…?
そんなはずがありません。
ヒーローチームのメンバーとはいえ、元は凶悪なヴィラン。
クロスボーンズはリーダーであるルーク・ケイジや他のヒーローの監視下にありましたが、
いくつかミッションをこなした後に脱走を謀ります。
ヒーロー達との戦いの最中、彼が覗きこんだのは「自分がなりたい姿を映す水面」。
そこで彼が見てしまった理想の自分の姿、それは長年自分が仕えてきたレッド・スカルそのものでした。
ショックを受けた彼は隙を見せ、キャプテン・アメリカに打ち倒されてしまうのでした。
実写映画でのクロスボーンズ
画像出典:http://screenrant.com/captain-america-3-frank-grillo-crossbones/
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の冒頭では、
キャプテン・アメリカやブラック・ウィドウと共に
海賊ジョルジュ・バトロックに占領された
S.H.I.E.L.Dの船舶の救出作戦で活躍したエージェント・ラムロウ。
実写映画に登場したクロスボーンズは、
S.H.I.E.L.Dの対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.Eの中心人物として描かれていました。
ブラック・ウィドウや他のS.T.R.I.K.Eのメンバーと共に
キャプテン・アメリカをサポートする姿は、およそ根っからのヴィランらしくありません。
が。
そこは、やはりクロスボーンズ。
S.H.I.E.L.Dの有能なエージェントとして働く彼とチームメイト達は、
ある重大秘密を隠していたのです。
演じるのは、フランク・グリロ。
映画作品のみならずTVドラマでも活躍している俳優で、
代表的な役としてはTVドラマ『プリズン・ブレイク』のニック・サブリンが挙げられます。
キャプテン・アメリカシリーズ三作目
『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』への出演もすでに決定しているクロスボーンズ。
前作ではコミックスのイメージからかけ離れた
エージェントらしい戦闘服に身を包んでいた彼ですが、
次回作の衣装についてフランク・グリロは次のように語っています。
今回は、7種類のフィッティングが用意されてる。
他の作品の撮影中に、送られてきてさ。
コスチュームはトップシークレットだったんだけど、
ブリーフケースに入れて運ばれてきた時には、
「マジで!?ヘルメットのために!?」って
感じだった。引用元: http://collider.com/captain-america-3-frank-grillo-talks-crossbones/
画像出典:http://marvel-movies.wikia.com/wiki/File:Crossbones.png
『ウィンター・ソルジャー』では、
おんぶひものようなベルトがかろうじてコミック版のクロスボーンズらしさを
かもし出していましたが、
『シビルウォー』ではいよいよヴィランとしての本領発揮といったところでしょうか。
ドクロヘルメットをかぶったクロスボーンズとキャプテン・アメリカの対決が、
今から楽しみですね!
画像出典:http://screencrush.com/captain-america-civil-war-set-crossbones-fight/
次に読むのはコレ!
所属: Marvel