デアデビル ”ネットフリックス”で再熱!昼は弁護士、夜は盲目のヒーロー
画像出典:http://www.comicvine.com/forums/battles-7/general-raam-vs-daredevil-1676843/
デアデビルの本名・別名
- マシュー・マードック
- 愛称 マット
- 「The Man without Fear」(恐れを知らぬ男)
戦闘能力
盲目のデアデビルは、視覚以外が非常に鋭い超感覚を持っている。
- レーダーセンス:音の反射で、周囲の状況がわかる。視覚に頼らず判断出来る。
- 聴覚:心臓の鼓動を聞き取ることが出来る。音によって嘘かどうか聞き分けられる。
- 手の感覚:敵の銃の残弾数を把握することが出来る。
- 皮膚感覚:周囲の温度、および気圧の変化を感じとることが出来る。
- 嗅覚:特定の人物の匂いを嗅ぎ分けられる。香水や整髪料の匂いで人を判別。
- 味覚:物質を口に含むだけで、その成分や量を把握できる。
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- 普段は盲人杖として使用するビリー・クラブ。
- 実は内部にワイヤーが仕込まれ、先端がフック状に変形する棍棒を武器として使う。
二つの顔を持つ盲目のヒーロー デアデビル
画像出典:http://screenrant.com/daredevil-ben-urich-death-iron-fist-connection/
父親の思いを受け入れ、日々努力する少年時代
「恐れを知らぬ男」デアデビルことマットはニューヨークのスラム街、ヘルズ・キッチン地区に生まれ育ちます。
彼の父親は二流のプロボクサー・賞金稼ぎで、名をジャック・“バトリング”・マードック。
そして、母親グレースはマットを出産後に早逝してしまいます。(実は生きていてその存在を隠しているんですけど。)
マットは、将来は父親のようになりたいと夢見ていました。
しかし、ジャックはマットを自分とは違う、きちんとした知識や教養を身に付け、将来はボクサーではなく医者か弁護士にと考えていたのです。
父の願いを叶えるべく、マットは勉学に励むのでした。
10代になり、周りの同世代の子供たちはマットのことをからかい始めます。
子供同士のやっかみなんでしょうか。勉強が少しでも他よりできると、なぜかそんな風に嫌味を言う人もいるんですかね。
「悪魔を恐れぬ者=Daredevil」なんてマットを呼ぶんです。
しかし、そんな嫌味を跳ね返し弱虫と思われないために、マットは父親のトレーニング器具などを使って、密かに自身を鍛え始めます。
偶然の事故により、両目の視力を失ってしまう
ある日、マットは迫ってくるトラックに気づかない盲目の老人を発見します。
日頃の鍛錬の結果か、なんとか老人を救い出すことはできたのですが、トラックの荷台に積まれていた放射性廃棄物により両目を失明してしまいます。
それからのマットは、盲目武道(カンフー)の師匠、マスター・スティックの元、厳しい指導を受けながら、超感覚と呼ばれる視覚以外が超越した能力と合わせ、驚異的な平衡感覚や反射神経などを身につていきました。
実はこのマスター・スティックは、ウルヴァリンやエレクトラ(暗殺者なんだけど、デアデビルの恋人)なども指導しており、彼らとデアデビルとは兄弟弟子ということになります。
意外な出会いがここにって感じですよね。
画像出典:http://www.wired.co.uk/news/archive/2014-09/16/daredevil-cast-expands/viewgallery/338519
良き理解者であり、仕事仲間であり、親友であるフォギーの存在
マットはその後、コロンビア大学法科大学院に進み、ここで親友のフランクリン・“フォギー”・ネルソンと出会います。
フォギーとマットは、大学卒業後、一緒に法律事務所を開いたり、その後マットがデアデビルと正体を明かしても、態度を変えることなく付き合いを続け、さらにはファンタスティック・フォーの顧問弁護士を務めたりもします。
なんて素晴らしい友情なんでしょうか!
画像出典:http://www.hitfix.com/news/finding-the-right-foggy-nelson-is-crucial-for-netflixs-daredevil
誇り高き父親の死をきっかけに、二つの顔を持ち悪と戦う信念
マットが大学を通い始めると、父ジャックは学費を稼ぐために、フィクサーという男と契約し、連勝を続け最後は負けるという八百長試合を強いられます。
負け試合をしないといけない日に、愛する息子マットがジャックの試合の観戦に訪れ、客席にその姿を見たジャックは自身の誇りと息子の喜ぶ姿を想い、負けるはずの試合を自力で勝ってしまいます。
カッコよく勝利を収める父の姿を見たマットは喜ぶのですが、親子の別れは突然訪れます。
ジャックは、約束通り八百長試合をしなかった報復としてフィクサーによって殺されてしまうのでした。
そして、大学を首席で卒業、そのまま父の願いでもあった弁護士となりフォギーと一緒に独立します。
他の依頼を受けながら多くの人を助けつつ、父親殺しの犯人捜しを続けました。
その結果、父の殺害犯を見つけ出し法廷で戦うのですが、証拠不十分で起訴が不可能となり、そこで頭脳のみによる戦いの限界、法では裁けない不正や悪の存在を感じてしまうのでした。
やり切れない想いと、復讐の想いを抱えるマットは亡き父親のボクシングローブを使って自作のコスチュームを製作し、それを着て多くの犯罪者と戦うことを決意します。
だって、法廷で裁けない悪は、そこらじゅうにあるんですから。
そう、昼は弁護士。
そして夜は悪魔をも恐れないデアデビルとなり、クライム・ファイターとして、人知れず夜のニューヨーク市民を守るべく、そして犯罪者に裁きを下すべくひとり闘うのでした。
画像出典:http://goodcomics.comicbookresources.com/category/50-greatest-daredevil-stories/
ニューヨークにいる他のマーベル・ヒーローとも共演!
デアデビルが活動している区域には、多くの他のヒーローも活躍しています。
スパイダーマンやパニッシャーとも協力して悪を倒したりしているとか。
一時的に視力を失ったスパイダーマンに、暗闇での動き方の指導をしてあげるエピソードもあるなど、兄貴的な部分もあるようです。
画像出典:http://comicsandcosplay.com/7-must-read-comics-of-2012/
デアデビルとパニッシャーの関係性
究極のアンチ・ヒーローであるパニッシャーとの関係はというと、仲良しではないみたいですね。
本当に一緒に戦わないといけない時は行動を共にしますが、普段は近寄りたがりません。
その原因というのが、以前、パニッシャーにデアデビルが撃たれてからというもの。
そのせいもあり二人の関係は普段からピリピリしているに、相手を残虐なまでに懲らしめてしまうというパニッシャーのやり方について、デアデビルは快く思ってないとかなんとか。
そんなパニッシャーはデアデビルに、「俺を止める唯一の方法は、俺を殺すだけだ。」なんて言うから、困ったもんですよね。
画像出典:http://goodcomics.comicbookresources.com/category/50-greatest-daredevil-stories/
コスチュームも変化しちゃいます!
初期のコスチューム、実は赤じゃなくて黄色だったんです。こんな感じ!
今の赤いほうが、かっこいいかもですね(笑)。
デアデビルの魅力
デアデビルは、クライム・ファイターとして多くの犯罪者と戦いますが、アベジャーズなどに比べると輝かしいヒーローというほどもでありません。
マット自身、人間以上の能力やパワーがあるわけでもないしですし。
どちらかと言うと、人間でありつつも他より少し優れた身体能力を持ち、多くの犯罪者を捕まえているといったほうが、正しいのかもしれません。
そして、コミックの内容も貧困や差別問題といったシリアスな社会問題も扱っており、今までのヒーローストーリーよりも一歩現代の問題に踏み込んだ内容となって、多くの人を魅了しています。
画像出典:https://en.wikipedia.org/wiki/File:Daredevil_65.jpg
実写版デアデビルについて
これまでデアデビルは二回実写化がなされています。
映画版デアデビル
画像出典:http://www.digitalspy.com/movies/i425562-8/ben-affleck-career-in-pictures-ben-affleck-daredevil.html
最初の実写映画「デアデビル」は、日本では2003年4月5日に公開されました。
サム・ライミ版「スパイダーマン」や、「X−メン」がヒットを記録していた頃ですね。
監督は、ゴーストライダーなどの作品を手掛けたマーク・スティーブン・ジョンソン、そして主演のマット役をパール・ハーバーやアルマゲドンで有名なベン・アフレックが演じ、他にもデアデビルの恋人エレクトラや、宿敵キングピンなど多くのキャラクターが登場しています。
ちなみにデアデビルを演じたベン・アフレックは、今度はマーベルからDCの世界へと移りバットマンを演じることで、話題となっています。
画像出典:http://www.comicbookmovie.com/fansites/markcassidycbm/news/?a=118024
画像出典:http://www.adelaidenow.com.au/entertainment/movies/ben-afflecks-batman-battles-the-joker-on-suicide-squad-set/story-fnki18st-1227374464631
ドラマ版デアデビル
2015年4月10日に、シーズン1がネットフリックスによるマーベル・シネマティック・ユニバース作品の1作品目として配信。
日本では、2015年9月2日のネットフリックスサービス開始と同時に配信開始されました。ネットフリックスの主力コンテンツとして大々的に告知がなされています。
テレビドラマ版でデアデビルことマットを演じるのは、”博士と彼女のセオリー”に出演したチャーリー・トーマス・コックス。
今後、ディフェンダーズのミニシリーズで登場する予定となっています。
2時間前後の映画とは異なり、ドラマならではの重厚なストーリー展開で、ニューヨークの裏社会を牛耳るキングピンらとの壮絶な戦いをじっくり描き上げる本ドラマは、アメリカではトップ評論家の98点という超高評価を得るなど大ヒット。
画像出典:http://www.comicbookmovie.com/fansites/markcassidycbm/news/?a=118024
画像出典:http://www.irishexaminer.com/examviral/celeb-life/daredevils-charlie-cox-im-still-unrecognisable-326965.html
こちらの特報映像では、背景にアベンジャーズタワーが映っていたり、00:04にアイアンマンのリパルサーの音がしたり…
これからアベンジャーズの面々とも絡んでいく事が予想されるデアデビル。
ネットフリックスでドラマ「デアデビル」をチェックしておけば、今後のマーベル作品をより一層楽しめそうです。
次に読むのはコレ!
所属: Marvel