スカーレット・ウィッチ MARVELの世界設定を変えてしまうほどの超能力
画像出典:https://forums.marvelheroes.com/
スカーレット・ウィッチの本名
- ワンダ・マキシモフ
「世界を変える」深紅の魔女
双子の弟クイック・シルバーと共に
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場し、
その魔法のような能力でヒーロー達を翻弄したスカーレット・ウィッチ。
実はX−MENシリーズに登場するヴィラン、マグニートーの実の娘だったり、
ホーク・アイの元カノだったり、
彼氏との破局後は、例のアンドロイドと大恋愛の末に結婚したことも…
え?アンドロイド??
波瀾万丈な人生を送る深紅の魔女、スカーレット・ウィッチの魅力をご紹介します。
能力・特技
- 確率操作
- 現実改変
- ケイオス・マジック
スカーレット・ウィッチは、ウルヴァリンやデッドプールと同じ、
ミュータントとして生まれました。
彼女の特殊能力は、確率操作。
物事が起こる確率を操作し、
目に見える範囲のターゲットを不幸にする力(通称:ヘックス・パワー)の持ち主です。
ただし、成功率は80%程度と言われており、20%の確率で不発に終わるとのこと。
また、能力を発動するときは、ちょっとした儀式的なポーズを決める必要があるようです。
画像出典:http://spinoff.comicbookresources.com/2014/02/15/five-impractical-scarlet-witch-costumes/
また、スカーレット・ウィッチという名前の通り、
ミュータントとしての能力だけでなく、魔法にも精通している彼女。
他人に不幸をもたらすちょっとはた迷惑な能力をコントロールすべく、
魔女のアガサ・ハークネスに弟子入りしたことも。
魔法の力(カオティック・マジック)で極限まで高められた確率操作能力は、
やがて現実改変能力に進化。
文字通り現実そのものを変えてしまうこの力は、
マーベル世界を混乱におとしいれてしまいます。
※後述の「決定的弱点=メンタル」参照
ただし、彼女の能力が不幸ばかりを呼んでいるかというと、そういうわけでもなさそうです。
実際に、この魔法の力を使って、アンドロイドである夫・ヴィジョンとの間に、人造人間には不可能である「子どもを作る」という現実を拡張し、
めでたく双子をもうけたこともあります。
画像出典:http://goodcomics.comicbookresources.com/2013/06/08/the-abandoned-an-forsaked-so-there-was-no-magic-sperm/
メンタルの弱さゆえ、マーベルの世界にさえ影響を与えてしまう
画像出典:http://marvel.com/universe/Scarlet_Witch_(Wanda_Maximoff)
現実そのものをねじ曲げてしまう最強のパワーを持ったスカーレット・ウィッチ。
そんな彼女にも、弱点があります。
それが、悲しいほどのメンタルの弱さ。
※双子の兄弟であるピエトロ(クイックシルバー)にも、この性質が見られます…。
たびたび精神崩壊を起こした彼女は、
マーベルの世界そのものに数々の災厄を巻き起こしています。
いくつか大きな出来事を挙げてみると…。
アベンジャーズ:ディスアッセンブルド
愛する我が子を失ったスカーレット・ウィッチが精神崩壊を起こし、
現実改変能力が発動した結果。
結果:アベンジャーズ解散(ディスアッセンブルド)!
その際、かつての夫ヴィジョンは破壊され、元カレであるホークアイは死亡しました。
画像出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Avengers_Disassembled
ハウス・オブ・M
精神的に不調続きのスカーレット・ウィッチが、療養先から逃走。
直後、全世界を謎の白い光が包み込む。
結果:マイノリティだったはずのミュータントが世界を支配。
他にもスパイダーマンが結婚して子持ちになっていたり、
当時死んでいたはずのホークアイが生き返って反ミュータント運動に奔放していたり。
画像出典:http://www.uncannyxmen.net/timelines/house-of-m/chronology-crossover-description
M-デイ
ハウス・オブ・Mの現実改変は、双子の弟・クイックシルバーが
「みんなが幸せに暮らせる完璧な世界を作ろう」とそそのかしたことが原因でした。
そのことを知り怒り狂ったスカーレット・ウィッチは、クイックシルバーを殺してしまいます。
「私たちは…ミュータントは化け物よ!
あなたの選択が、私たちをめちゃくちゃにしてしまった!!!
ミュータントなんて、もう、いらない。」
結果:多くのミュータントの能力が消滅、ミュータント人口が数百人規模に激減。
スカーレット・ウィッチ自身は、これまでの記憶をいっさい失ってしまいます。
画像出典:http://www.uncannyxmen.net/timelines/house-of-m/chronology-crossover-description/page/0/3
ある意味最強ともいえるスカーレット・ウィッチの力ですが、
たびたび混乱を引き起こしていることから、諸刃の剣とも言えるでしょう。
スカーレット・ウィッチの人間関係
父親は、X-MENシリーズでお馴染みのマグニートー
母親を早くに亡くしたスカーレット・ウィッチは、
双子の弟であるクイックシルバーと共にロマ(移動民族)のマキシモフ夫妻に育てられました。
ですが、ある日能力が覚醒したスカーレット・ウィッチは火事を起こしてしまい、
養母であるマーリャ・マキシモフが死亡してしまいます。
逃走した双子のミュータントを保護したのは、
映画X-メンシリーズでもヘルメットを被ったミュータントとしておなじみのヴィラン、マグニートー。
画像出典:https://adamsfilmsfoodnfun.wordpress.com/tag/scarlet-witch/
はじめは、互いに親子であることに気づいていなかった三人。
マグニートーは我が双子をブラザーフッド・オブ・エヴィル・ミュータンツに引き入れると、
いくどとなくX-メンと対決させました。
チームが崩壊すると双子はアベンジャーズに加入してしまいますが、
その後もマグニートーとは疎遠になったわけではなく、スカーレット・ウィッチの心が折れた時は、
マグニートーが保護し、療養生活を送らせていました。
意外とやさしいパパのようです。
「アベンジャーズ」メンバーとのロマンスも…?
スカーレット・ウィッチは、同時期にアベンジャーズに加入したホークアイと
一時的にお付き合いしていたことがあります。
画像出典:https://berkeleyplacecomics.files.wordpress.com/2012/10/img_0459.jpg
しかし二人の関係は長くは続かず、
ホークアイがスカーレット・ウィッチを誤射したことをきっかけに、終わりを迎えます。
その後、ワンダはヴィジョンと出会い、恋に堕ちます。
画像出典:http://comicsbulletin.com/top-ten-comic-book-romances-make-us-uncomfortable/
待ち構えていたのは、クイックシルバーとホークアイからの猛反発。
クイックシルバーは姉のボーイフレンドがアンドロイドであることを受け入れられず、
スカーレット・ウィッチを諦めきれていないホークアイはヴィジョンにどうやら嫉妬をしていたようです。
それでも愛を貫き通した彼女は、ヴィジョンを夫として選びます。
映画に登場した二人の今後が気になるところです。
実写映画について
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場したスカーレット・ウィッチを演じたのは、
26歳のエリザベス・オルセン。
オルセン姉妹として有名なアシュレー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンの妹だそうです。
劇場映画デビュー作となった「マーサ、あるいはマーシー・メイ」(2011年)では、
第37回ロサンゼルス映画批評家協会賞の新人賞をはじめ、10の賞を受賞しています。
映画に登場するスカーレット・ウィッチの能力は現実改変ではなく、
マインドコントロールとテレキネシス。
また、ミュータントとして生まれながらに能力を授かっていたわけではなく、
人体実験により能力を得たという点もコミックとの大きな違いではないでしょうか。
ただし、能力を発動するときの不思議な仕草はコミックとそっくりです。
エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチは、
2016年公開予定の『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』にも出演が予定されています。
実は、この子も…!?
『X-MEN:フューチャー&パスト』では双子の弟クイックシルバーが活躍を見せてくれていますが、
実はスカーレット・ウィッチ(?)もほんの少しだけ登場しています。
画像出典:http://comicbook.com/blog/2014/01/30/scarlet-witch-teased-in-new-x-men-days-of-future-past-photo/
ち、小さい…!!
どうやらこちらの作品のマキシモフ姉弟は双子ではなく、年の離れた兄妹のようです。
また、彼女もミュータントなのかどうかは、わかりません。
こちらの小さなスカーレット・ウィッチは、Miya Shelton-Contrerasが演じています。
次に読むのはコレ!
所属: Marvel