バットマン 2016年新作に期待高まる彼の身辺をおさらい
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本名・別名
- ブルース・ウェイン
- ダークナイト
- 世界最高の探偵
- ケープを纏った十字軍騎士
- とんがり耳
ゴッサムシティの闇の騎士
DCコミックに1939年に登場した、アメコミ「バットマン」の主役であるヒーローです。
普段は、大企業ウェイン・エンタープライズの筆頭株主ブルース・ウェインとして生活しており、大富豪でプレイボーイかつ慈善活動家として知られます。
しかし、夜にはたちまち「バットマン」に変身して※1ゴッサムシティに蔓延る悪を退治します。
※1ゴッサムシティ・・・「バットマン」に登場する架空都市。ニューヨークがモデルとされている。
「バットマン」誕生について
ブルースは少年時代に、観劇の帰り道に強盗に遭遇し、目の前で両親が射殺された事で犯罪撲滅を誓いました。
14歳から、格闘技や法科学を学ぶために世界を周り修行しました。その中で、出会ったシャーマンに「コウモリ」になぞらえられました。
修業を終え、ゴッサムシティに戻った彼は丸腰で強盗を殴り倒しました。
しかし、「同じ人間」であるためか強盗はブルースに恐怖しませんでした。
犯罪者に「恐怖」を与えなければ再犯は防げず、本当の意味で犯罪撲滅にならないと考えたブルースは、自分が「恐怖の象徴」になる必要性を感じました。
かつてなぞらえられた「コウモリ」をモチーフに、超人的存在「バットマン」というアイデンティティを作り、活動を始めました。
人物について
自社ウェイン・エンタープライズから金を「在庫処分費」と称して横領する事で、「バットマン」としての装備の修復費・開発費などを賄っています。
自宅の地下には大洞窟があり、そこを秘密基地バットケイブとしています。事件が起きると、ゴッサム市警の屋上に設置されたサーチライト形の信号灯バットシグナルが夜空に照射され呼び出されます。
自警団として、法で裁けない犯罪者を私刑とするため暴行罪で警察に追われることもしばしばあります。
しかし、同じ犯罪者にならないために絶対に「殺さない」、「銃は使わない」という鉄則を自身に課して厳格に守った上で戦います。
ヴィランと同じ「過去のトラウマが原因で、非合法的活動を行っている」ため、この鉄の掟を守らなければ「取り締まる側」「取り締まられる側」という違いしかないためです。
戦闘について
彼は、様々なスーパーヒーローの中でも数少ない生身の人間です。そのため、色々な人と協力したり、頭脳や装備・乗り物を駆使して戦う必要があります。
一部ではありますが、下記にまとめます。
バットマンファミリー
画像出典:http://io9.com/the-bat-family-and-their-foes-prepare-for-thanksgiving-1470500007
- ロビン・・・黄、赤、緑の派手なコスチュームに黒いアイガードをしたヒーロー。バットマンの右腕的存在。
- バットガール・・・メカニックに強く、戦闘も出来るバットマンの相棒。
- アルフレッド・・・代々ウェイン家に仕えてきた忠実な執事。両親を失ったブルースを幼少から支える親の様な存在。
- ジェームズ・ゴードン・・・ゴッサム市警の良心。警察かた敵視されるバットマンの数少ない理解者。
- ルーシャス・フォックス・・・ウェイン・エンタープライズ社の最高責任者。武器の開発も担当。
- アズラエル・・・暗殺教団聖デュマ教団の末裔。バットマンを務めた事もあります。
ガジェット(装備)
- バットスーツ・・・中央にコウモリのシンボルがある、相手に恐怖を擦り込むために開発された防護服。新作の度に発表される新たなスーツデザインはファンの楽しみの一つです。
- 万能ベルト・・・バットマンが腰に巻いているガジェット携帯用ベルト。携行可能なのか疑わしいほどの量の装備が収納されており、内容は時代のテクノロジーによって変化する。
- バットラング・・・折りたたみ式の多目的ブーメラン。作品によって、デザインが変わったり爆発能力や索敵能力が備わったりする万能武器。
- グラップネル・ガン・・・ワイヤー付きアンカー。バットマンは滑空しか出来ないため、これで高い場所に移動して身を潜める。移動にも使われる。
- 手榴弾・・・壁破壊、フラッシュバン、煙幕弾など色々な種類の手榴弾がある。
ヴィークル(乗り物)
画像出典:http://www.carsguide.com.au/car-news/2016-batmobile-teased-28548#.Vb-vG85s6Rs
- バットモービル・・・バットマン愛用の特殊車輌。登場作品によってデザインや機能はやや異なるが基本的につや消しの黒でカラーリングされた高性能な車であり、バットマンのヴィークルの代表格である。
- バットウィング・・・バットマン専用の黒い戦闘飛行機。その名の通り蝙蝠を思わせるシルエットが特徴。
- バットポッド・・・改造オートバイ。
- バットボート・・・黒い改造戦闘ボート。
実写映画について
古くは1943年からこれまで、「バットマン」は様々な監督・俳優の元で何度も実写化されています。ここでは、よく語られる近年に絞ってご紹介させて頂きます。
ティム・バートン版
- 1989年・・・「バットマン」
- 1992年・・・「バットマン リターンズ」
監督のティム・バートンは、現在では言わずもがな大ヒット作品を生み出していますね。
監督らしい、毒々しい色使いのヴィランは特徴的です。
主演マイケル・キートンは、2014年にこの「バットマン」を元ネタにした映画「バードマン(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」にてアカデミー主演男優賞にノミネートされ、数々の映画賞を受賞しました。
アメコミ実写化映画として、快挙となる世界的大ヒット作でもあります。
画像出典:http://movies.mxdwn.com/feature/complete-ranking-tim-burton/
ジョエル・シュマッカー版
- 1995年・・・「バットマン フォーエバー」
- 1997年・・・「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」
2作の内に、バットマンがヴァル・キルマーからジョージ・クルーニーになったり、ヴィランのMr.フリーズにアーノルド・シュワルツェネッガーが起用されて主演級の演技をみせてしまったり。第18回ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞を受賞するなど、不名誉な結果を残しました。
結果として、アメコミ実写化の大きな流れが一旦終焉を迎えて、闇の時代が続きます。
画像出典:http://matome.naver.jp/odai/2142420652771967901
クリストファー・ノーラン版
- 2005年・・・「バットマン ビギンズ」
- 2008年・・・「ダークナイト」
- 2012年・・・「ダークナイト ライジング」
ノーランによるダークナイト三部作は、極限までリアリズムを突き詰めた作品です。
ジョーカー役のヒース・レジャーの遺作となった「ダークナイト」は、驚異の演技力を見せ付けてアカデミー助演男優賞受賞。
「バットマン ビギンズ」では渡辺謙が出演するなど、日本でも話題になりましたね。評論家の間でも、過去バットマン映画の中で最高の評価を得ています。
画像出典:http://www.comicbookmovie.com/fansites/scifimediazone/news/?a=73862
ザックスナイダー版
- 2016年・・・「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」
- 2016〜2020年・・・「ジャスティスリーグ」シリーズ
「マン・オブ・スティール」から始まった、DCコミック版アベンジャーズの「ジャスティス・リーグ」が開演しました。まだ、予告編が公開されたばかりですが「ヒーローvsヒーロー」のインパクトで世間では話題沸騰しています。
画像出典:http://soundgoroundny.com/wp-content/uploads/2015/04/batman-vs-superman-dawn-of-justice.jpg
今後も、「バットマン」映画としてではなくても「ジャスティス・リーグ」シリーズとして色々な形で登場するであろう「バットマン」の活躍から目を離せません。
次に読むのはコレ!
所属: DC Comics