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画像出典：http://gematsu.com/2011/07/batman-arkham-city-penguin-trailer
Batman: Arkham City （ワーナー エンタテインメント ジャパンより発売されたゲームソフト）

本名

• オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット

トラウマを抱えるバットマンの宿敵！

シルクハットに、モノクル（単眼眼鏡）。
モーニングコートを上着にしたタキシードといういでたち。
タキシード姿とは、まさにペンギン・ルックであります。

銃や火炎放射器、パラシュート等のガジェットを仕込んだコウモリ傘がトレードマーク。
これは、父が肺炎で死んだため、雨に濡れることを恐れた過保護の母に常に傘を持たされていたことに起因しています。

飛べない鳥のペンギンがこうもり傘を持つ
それはバットマンのように自由自在に飛びたい願望のようにも思えます。
巨大怪鳥にまたがり空を舞うなど、鳥を犯罪に絡めることもたびたび。

鳥のクチバシを思わせる尖った鼻と、小柄でずんぐりした体躯の上、
生まれながらにして手が水かきのようになっているため、
子供の頃から「やーい、ペンギン！」といじめられ続けた彼の心のよりどころは、
父の死後、母が始めた鳥専門ペットショップにいる鳥たち。
鳥類学を大学で専攻したほどの鳥好きです。

シルクハットにタキシードは上流階級への憧憬か
母親の死後、借金返済のため鳥たちを手放さざるを得なくなったこと、
そして名家の生まれにもかかわらず、その一族から徹底的に排除されたことが、
彼を犯罪者への道へとかりたてたのです。

表の顔は「アイスバーグ・ラウンジ」という高級レストランを経営するビジネスマン。
裏では悪党たちと違法な取引を行うマフィアとして暗躍しています。

 　画像出典：http://core.collectorz.com/comics/batman/190-127522
1967年3月　Batman/The Penguin Takes A Flyer—Into The Future!

地震で孤立し無法地帯となったゴッサムシティを描いた「No Man’s Land」では、
スーパーマンの宿敵であるレックス・ルーサーと手を組み、物々交換で闇市場の
売買を取り仕切る等、なかなか抜け目のない男。

ジョーカーに次ぐ第二のバットマンの宿敵として人気を博しています。

実写映画について

ティム・バートン監督作品『バットマン・リターンズ』（1992年・米）に初めて登場。
そしてあっさり消えました。

見よ！この哀しくもおぞましき生き物を！

 奇異な姿で生まれたゆえに、親に捨てられた「ペンギン」
『ザ・ペンギン・ダック』に乗り、サーカスギャング団を率いて悪行三昧。

画像出典：http://whatculture.com/film/7-major-problems-batman-returns.php

映画でのペンギンはティム・バートンの魔術により、コミックとはまた別の
「異形のフリーク」として新たなるキャラクターに生まれ変わっています。

親に捨てられ、皆にも見捨てられ、野望も果たせず…
ペンギンは本当の悪玉に市長に祭り上げられたものの、
バットマンによって、あっけなくその座を追われました。
ペンギンたちにだけ見取られたという最後も、
それだけ聞くと、ヴィランとしてはトホホ感漂いすぎです。

にもかかわらず、哀しい宿命を背負った男として描かれた上に、
哀愁漂うダークな世界観に仕立て上げたのは、ペンギンを演じた

ダニー・デビートの怪演ぶりとティム・バートンのなせるわざ 

画像出典：http://batman.wikia.com/wiki/Arctic_World
どうみても勝ち目なさそうな？…バットマンとの対決シーン。傘は何種類もあり、銃だけでなく
あらゆるガジェットが仕込まれています。タケコプターならず、傘骨コプターもあり。

画像出典：http://animals-pics.com/the-penguin-wallpaper-batman-forever/8/1600×900-17918-batman-penguinman-3d-fan-art-character-batman-picture/　
もう一人の悪役、ミッシェル・ファイファー演じる超セクシーな『キャット・ウーマン』と。

この映画では、バットマンが主役というよりは、
キャット・ウーマン、そして、特に哀れな生き物であるペンギンの
切なさぶりが際立っています。

バットマン・スピンオフのTV シリーズ『ＧＯＴＨＡＭ／ゴッサム』

ゴッサム・シティで巻き起こる凶悪事件に、若き日のジェームズ・ゴードン刑事が
立ち向かうクライム・サスペンス！

ロビン・ロッド・テーラー演じる、英国紳士をイメージして作られた
若き日のオズワルド・ペンギン・コブルポットは、
確かに鼻先はとがった感じだし、顔は「呪怨」の俊雄君ばりの白塗り。
トレードマークの傘も持っていますが、

なんと、イケメンです！

画像出典：http://culturated.com/robin_lord_taylor_the_penguin_gotham/

コンプレックス、めでたく解消！

とはいっても、いじめられっ子だったことは変わらず、
ナイトクラブの経営者でギャングのボス、フィッシュ・ムーニー
（ウィル・スミスの妻　ジェイダ・ピンケット＝スミス）
の下っ端として、傘持ち担当。

おどおどしている割には、切れたら怖いサイコパスで卑屈な野心家。
のっけから、海に落とされ、街から追放されてしまって、あっ。
この新たな『ペンギン』キャラクターがいかにのし上がっていくか…
『ゴッサム』の中では注目すべくキャラとなりそうです。

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